累積標高差:421m    標高差:372m
    標高差:433m

2014年02月16日


宍粟50山に戻る

兵庫県宍粟市
岩谷山登り:1時間42分(道間違い含む)
五蔵山登り:4時間27分(岩谷山、松ノ崎山経由)
五蔵山下り:1時間34分
(深河谷登山口まで)
コースタイム:6時間17分
(村道歩き16分含む)
早朝からソチオリンピックに見入ってしまったので、家を出るのが随分遅くなってしまった。
時間短縮の為に一度に二山に登れる山を選んだが、時間短縮のショートカットが裏目に出て、
随分と時間が掛かってしまった。
Road Map :R29を安積から県道6号線に入り、深河内集落から池王神社を目指す。
Route Map:池王神社手前の登山口駐車場から岩谷山を目指し、引返して松ノ崎山から五蔵山を周回する。
宍粟50山』   結構な積雪山歩きになってしまった。
楽しようとしたのが裏目に
  帰宅してGPSの軌跡を見ると、近道したつもりが恥ずかしい程の遠回りをしていた。 だからGPSの軌跡を見るのは楽しい。
3つ目の山は諦める
  今日も3つ位は消化して帰ろうと思っていたが、予期せぬ道間違いに予期せぬ積雪で随分と時間が掛かってしまし、下山した時には6時を軽く越えており、もう一山の時間ではなかった。 やはり、山歩きは朝早く出発する必要がある。
〔38〕岩谷山 (733m)
35〕五蔵山
(791m)
岩谷山が近くのはずなのに登山口の道標は五蔵山を示している。登山口からは車で走れる林道であるが、道路状態が判らないの
で歩いて登ることにした。
岩谷山への登山口は途中に道標もあり、池王神社が目印なので比較的判りやすかった。駐車場には1台も来ていない。気温5℃、天気は久し振りに晴れ、遅い時間の10時37分に駐車場を出発する。
地道ではあるが、車で充分走れる立派な林道が続く。しかし、周回コースを取ろうと思っているので車はどこに停めても損得はない。
林道を少し歩くと展望が開けたが、どこの山を見ているのかまったく判らない。
少し標高を稼ぐだけで積雪が多くなり林道は一面雪に覆われることになる。最近と思われるタイヤ痕があり、ハイカーでも来ているのだろうか?
林道は三叉路となったが、正面に小さな道標があり迷うことは無かった。
33分歩いて林道終点となる。手前に車3台分程の駐車スペースがあった。ここから登山道となる。
林道はくねくねと廻り込み、中々遠い。気温は5℃と高めなので凍結箇所はなく、丁度、歩き易い状態の積雪になっている。
一面の積雪であるが、登山道はなんと無く判る。積雪してからはハイカーがまったく歩いていない様で足跡がまったくない。
登山口には”五蔵山”への道標はあるが、岩谷山への道標が無い。岩谷山への方が近いはずであるが、心配になってくる。
ところが一変し、薄暗いヒノキの植林帯に入って行く。もうそろそろ岩谷山への道標が出て来ても良いはずだが、岩谷山への道標は一向に出て来ない。ここら辺りで岩谷山目指して強行突破をすることにした。(実はこの先に岩谷山への分岐があったのだ)
冬枯れの雑木林の中、天気良く気持ち良く歩けた。
伐採された倒木帯が多く、アスレチックを避ける為にぐねぐねと進路を変えながら、上へ上へと登って行く。雪は深くなるが困難な箇所はまだ出て来ない。
登山道の無い中を一山越えて下って行くと沢がある鞍部に出た。ここで小さな沢を三本渡渉する。そしてここから対面の山に登り返して行く。
雪が深くなり登行に困難だった地点。後から判ったことであるが、奥に見える林の向こうに登山道がある様だ。
GPSには山頂が出て来るのであるが、マイナーな低山なので山名が出て来なくて、標高表示だけを頼りに進んで行く。
1時間42分にて”岩谷山”(733m)に着く。宍粟の山らしく展望がまったく無い。これを名山とした奴の気が知れない。
ポイント1点追加で直ぐに下山する。
登り斜面が緩くなり山頂が近いことを感じ出す。
下り始めて直ぐに樹間から見えた展望、山名はまったく判らないが、はたして山名が付いている山が見えているのか?
強烈な倒木帯に出くわす。アスレチックを避けて迂回して迂回して進む。沢のある鞍部に出てからは、又、自分の足跡に出合い、小さな感激と共に自分の足跡を追うことにした。
下山の目印は自分の足跡だけ。しばらくは足跡を追うが、歩き易い所を見付けてはそちらに行ってしまうので、その内、足跡を見失ってしまう。
赤いテープが目に付いた。まんざら間違っていたコースではなかったのか?
元の登山道に戻ると、直ぐに気が付いたのだが反対方向に歩きだしていた。しかも登り時より下山方向の地点に出てしまっていた。
アンテナ箇所からはどう見ても林道と思われる広い道になる。
五蔵山への登山道を少し進むと目印であるNHKのアンテナに着いた。ここに”岩谷山”への道標が初めてあり、落書きで小さく15分と書いてあった。俺は”岩谷山”往復51分掛かっており、道標の出て来ない焦りから無駄な行動をしてしまったのだ。一人反省する。
林道と平行して登山道らしい登りがあったので入って見ると小さなピークで行き止りとなり、展望だけを得て林道に引返す。
どこに”五蔵山”があるのか判らない。林道を進んでいて良いのか、どこかに登山道があるのか、それすら判らない。目の前のピークはどこなのだろうか?
林道に戻り進んで行くと、どんどん下りだし、前方に見える大きなピークからは標高差が出て来て、このまま林道を進んでいるとまずい感じがして、引返すことにした。林道引返し地点から見た景色であるが、同定はまったく出来ていない。
登山道に出てからは五蔵山への登りと思い、登って行くと3時間48分で”松ノ崎山”(780m)に着く。がっくり。
ここから前方遠くに次のピークが見えたので、あそこが五蔵山なのだろう。
林道を戻っていると、どうも横の尾根に登山道が通っているのではの思いになり、ショートカットしたくなり、崖を攀じ登る。雪が乗っているので何とか登り切れたが、この斜面に取り付いたのを後悔する程、恐かった。登り切って下を見る。
大きく登っては激しく下るを繰り返す。今日はアイスバーンが無いのが救いであり、雪面に適度なしまりがあるので、激下りでも楽なもんだった。
”松ノ崎山”から激下りをすると直ぐにシャクナゲ谷への下山路分岐があった。更に下り、登り返しが始まると初めて山登り的な斜面となってきた。
このヤセ尾根は雪の下がどんな状態になっているのか判らず、緊張しながら登る。やっと山に出合えたの感じ。
踏み跡のまったくない馬ノ背を進む。
鞍部へ激下りしてからは穏やかな登りに転じる。
展望岩に登るとと前方に”五蔵山”の全容が見えた。まだ、この先に鞍部があり、又、下りに転じる。累積標高差は相当多くなると思われる。
いよいよ山頂か!遠かったなー。
愛嬌ある落書き程きつい斜面ではないのですが・・・
4時間27分にて”五蔵山”(791m)に着く。お決まりの山頂標識の周囲には展望は無し、相変わらずのがっかりな山頂である。
梢の間から見えているのは”東山”(1、016m)だろうか?、兵庫の山の同定はまったく出来ません。
直ぐに下山に入り、一下りした所にこの表示があった。危険で
す。は良いとしても1300mの往復が辛そうなので割愛しておく。
”大岩洞窟”へはこの激斜面を往復する必要があり、そこまでして見る価値があるのかは疑問である。
激下りして来た斜面を登り返す。足跡は自分のものだけ、その踏み跡を利用して登って行く。
振り返り見る”五蔵山”の全容。パッとしない山容である。
そして馬ノ背、又はゴジラの背に戻る。積雪の無い時に通ってみたい感じ。
尾根道は穏やかになり、自分の足跡を追って行く。
”東山”と思われる展望。
下山33分にて”シャクナゲ谷”の分岐まで戻って来た。このまま真っ直ぐに進めば”松ノ崎山”となる。ピストンはしたくないので、シャクナゲ谷を下る。
直ぐに急斜面となるが、ここは真っ向勝負では無く右側の緩斜面に迂回して下る。雪質が適度な硬さなのでかかと落として下ることが出来た。
尾根筋の登山道にはウサギの足跡が見られ、足跡は登山道を外れることがなく、ずーっと続いている。
谷筋から急斜面をトラバースして隣りの尾根道に入る。
尾根道を真っ直ぐ行ってしまう所であったが、”深河谷”の道標に案内されて、トラバース路に入って行く。
方向から行けば”暁晴山”と思われるが、俺の同定は当てにならない。
ここも尾根を真っ直ぐに行ってしまう所を道標に従い、左の斜面を下って行く。
トラバース後、尾根道に戻る。
下山するに従い、積雪も無くなり、落葉の道の方が滑り易く歩き難くなってくる。
沢に下りると、そこが深河内の登山口だった。ここまでが下山1時間34分の距離だった。
周辺の山を見ながら村道を車に向けて歩く。真ん中に雪渓風の積雪がある格好良い山であるが山名は判らない。
兵庫の山は特徴が無いのが特徴。
舗装路を駐車場に戻り、下山1時間50分、トータル6時間の歩きで、
岩谷山、五蔵山を終える。今日も宍粟50山にはハイカーが居なかった。